= チョロQ 改造してみました = |
−> | すぎやま号4灯JR130仕様 |
ほーし号84'XS仕様 |
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−> | おおの号NERO hbl&サンルーフ仕様 |
Next? 受注済み(笑) |
今となってはなかなか手に入らなかったPIAZZAのチョロQが、20周年記念版という形で 再販され、なんとか手に入れることができました。おまけに事前の情報ではhbl仕様とのこと。 まぁ金型まで変えるなんてコトは無いだろうからと覚悟はしてましたが、やはり少しトホホな感じ。 この際ちょっくらいじくって見ようかなと思ったときには、すでに裏のネジ外してました(笑) ここではチョロQテイストを壊さずに、少し実車っぽくいじってみた『私製リアル仕上げチョロQ』 の制作記録をばご覧下さいませ。
基本工作 |
まずは全体を眺めて、手を入れる箇所を検討します。JR130かJR120か、 ノーマルかirm/hblかも考えつつ。で、是非ともやりたいのが以下の項目。 ・全体のバリ取り ・テールランプの作り直し(削って、スジ彫りしなおし) ・ヘッドライトの作り直し(掘って、2灯/4灯に) ・フロントバンパー整形(JR120かJR130かでウインカー位置等変更) NEROやirmではボンネット形状や前後スポイラーの追加工作が必要ですね。 | |
で、分解します。 分解は裏のネジ1個外し、シャーシを少し後ろに引くようにしながら、 後輪の後ろにある、ラッチ(ひっかかり)をうまく広げて上下分離します。 PIAZZAのチョロQは、シャーシにバンパー下部とグリル内部が一体成形される というちょっと凝った作りになっています。あまり嬉しくはないのですが(^^; ゼンマイも前輪前のラッチを広げると前輪とともにはずれます。 | |
問題はウインドウのパーツです。 天井裏に融着されているのですが、無理矢理剥がすとボディがオシャカです。 ここは一つ慎重に、ヤスリの先端や先のとがったカッター、少し太めのドリル刃 等で融けている白い部分を削り落としましょう。(削りすぎないようにね) リューター(歯医者さんみたいな電動削り機)持ってるひとは楽チンです(笑) 蛇足ですが同じ20周年記念モデル内のアルシオーネはボディ&ウインドウが一体で 非常に格好イイですよね。塗装泣かせだろうけど(^^; | |
次は塗装の剥離です。 『チョロQ』としてはまぁまぁ凝ったBGM?もどきのメタリックグリーンですが、 他の色を塗るときは溶けだして邪魔をするのでスッキリ剥いでしまいます。 ここでは、35mmのフィルムのケースに『Mr.カラー用薄め液』を入れて5〜10分程 漬けた後に、不要な筆をタワシ代わりにして剥いで行きます。 10分以上漬けると、地のプラスチックが変質してしまうので長時間入浴はダメです。 少しくらい緑色が残っても差し支えないので適当なところで上げてあげましょう。 | |
剥離終了です。 薄め液のお風呂から出した後に、筆やティッシュで残った塗料をコスリ取ります。 プラスチックに緑色がシミ混んでますが気にしない気にしない。 で、この後1/24モデルですとサフェイサー(下地剤)を吹き付けるのですが、 チョロQ位のサイズになると、折角のスジ彫りやエッジ(かど)がなまってしまい もったいないので、私は少し濃いめのグレーのラッカー系塗料を1〜2度塗ります。 それで、ボディに残っていた緑色も消え、細かい傷等も有る程度埋まります。 (もちろん、大きな傷はパテ等で修正しましょう。完成時に目立ちますよ(笑)) | |
ヘッドライト/テールランプの工作 ヘッドライトは2灯の場合、オリジナル通り銀色で塗るのが手っ取り早いですが、 4灯にしたかったり、2灯でも透明パーツ入れたいと思った場合は、掘り下げる 必要があります。1mm位のドリルで深さ3mm程で3〜4つ穴を開け、その穴を繋げる 様な感じで四角い穴を掘っていきます。非常にめんどくさくて根気のいる作業ですが 完成時のコトを考えると頭暴走状態で作業に没頭できます(笑) | |
極小のノミが有ればイイナァと思い、マイナスの精密ドライバーの先を砥石で研いで 使ってみましたが、コレがまたバッチグーでした。 今回は、この穴には後で4灯用のライトが入りますので、少し余計に奥深くまで、 また、上下もそれなりに広げて掘り下げておきます。 テールランプも酷いのは周知の通り。全部削りとって、お好みの年式にスジ彫りします。 スジ彫りには虫ピンをピンバイスに入れて、鉛筆で下書きした上から慎重になぞって。 | |
基本的な工作が終わったら、ボディ表面の細かいでこぼこ傷等をならす意味で 1000番程度の耐水ペーパー(出来れば少し使った後のペーパーが良い)で軽く磨きます。 この時、窓枠やBピラー、フュエールリッド等はモールド(スジ)が甘いので、 虫ピンの先を慎重に何度か、スジに合わせて擦り、スジを深くしておきます。 で、お好みのボディーカラーに塗ります。この時、バンパー下部がシャーシ側に付いて ますから、ここも一緒に塗ることを忘れないように。乾燥には2〜3日おきましょう。 ちなみに、塗装は、少し薄目の塗料を2〜3回重ねて塗るのがお勧めです。 スプレーでドバーっと行くと、あっという間にスジが埋まって情けない感じに(^^; | |
ボディ塗装が終わったら、表面に付いたホコリ等を1000番の使用済み耐水ペーパー等で 軽く擦って落とし、中性洗剤でよく洗ってからクリヤーを吹き付けます。 研ぎ出し(ボディ表面の鏡面加工)をする場合は少し多めに、しない場合は少な目に。 クリヤーを塗った後はできれば4〜5日乾燥に時間をかけましょう。 研ぎ出し(そのうち解説します(笑))しない人は、ここでコンパウンドで必死に磨き ましょう。コンパウンドで磨いた後は中性洗剤でよく洗っておきましょう。 その後、バンパーやライト周り、窓枠等、細かい所を塗り分けます。 | |
テールランプはスジ彫りした跡を頼りに、お好みの年式で塗り分けます。 人によりテールランプの塗装方法はまちまちの様ですが、実車のプラスチックの色や 成形の状態により見た目の感じがかなり異なります。 私は、今回の様にレンズ自体が透明部品では無い場合は以下の様な方法で塗っています。 ・白or銀で下塗り→クリアーレッド/オレンジに赤/オレンジを少量混ぜて薄く溶く。 ・エアブラシで実車の透明度に近くなるように重ね吹き。 まれに赤やオレンジでベタ塗りした方がいい時もありますが、クリヤー色の重ね塗りの 方が、よりリアルな感じになります。レンズが透明部品の場合は、裏側にアルミシールで。 | |
必要に応じて、追加工作をします。 今回は、4灯なのでirm仕様のライトと、JR130仕様のバンパーなのでウインカーレンズ を別で作り、あらかじめ加工しておいたバンパーの穴に埋め込む様にしました。 あとは完成したパーツ群を眺めて、塗り忘れ(フロントフェンダーのウインカー(笑))等 無いかよく確かめて、はやる気持ちを抑えつつも、ゆっくりと組み立てをしていきます。 組立は分解の逆でOKです。削って外したウインドウパーツは、外にはみ出さないように 接着剤を塗って取り付けます。 | |
最後にネジを締めて工作は終了です。 ボディは車用のワックス(研磨剤の入っていないモノ、シュワラスター等)や、模型用の ワックスをかけると輝きが増します。特に研ぎ出し(鏡面加工)をしたモノは、実車と 同じように周りの景色や明かりが映り込むすばらしい輝きが〜(かなり自己満足) |